TNRとは
TNRとは、野良猫を捕獲（Trap）し、避妊・去勢（Neuter）手術をし、元の場所に戻す（Return / Release）ことです。
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T・・・Trap [トラップ]（捕獲する）
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- 猫がけがをしないように気をつける
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- 連絡先、目的など書いた張り紙をつける
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- 捕獲器を仕掛けている間、その場所から離れない
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- 猫が捕獲器に入ると速やかに布で捕獲器全体を包み込んで猫を安心させる
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N・・・Neuter [ニューター]（避妊・去勢手術する）
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- 不妊手術済みの目印として、猫の耳先をVカットします
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- 全身麻酔がかけられているので、猫は痛くありません
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- 出血もほとんどありません
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R・・・Return [リターン]（元の場所に戻す）
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- 猫ボランティアさんにより術後経過観測をします
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- 餌は置き餌をせず、猫が食べ終わるのを待ち、あとかたづけと掃除
避妊・去勢手術は動物病院で獣医により行われますが、雌猫の場合、１回の手術費用が２万円から高いところでは３万円かかります。この費用については自治体から補助がでないため、捕獲した側が全額を負担しなければならず、ボランティアにとって大きな負担となっています。
また、生粋の野良猫は人に懐きにくく、里親探しも困難なことから、手術後は元いた場所のコロニー（群れ）に帰します。
避妊・去勢手術が終わっていれば子猫が生まれる心配はありません。つまり、今以上増えないということです。
猫の好きな人にとっても嫌いな人にとっても望ましい解決法といえます。TNRはもっとも人道的な方法であり、世界各国の行政や団体が取り入れ、法制化しています。
参考：世界動物保護協会（WSPA）発行
“Cat Care and Control” 「猫の頭数管理のためのガイドライン」
TNRのメリット
- 子猫が生まれなくなる
- 発情期特有の不快な鳴き声がなくなる
- オス猫同士のケンカが減る
- スプレー行為が軽減する
- 交尾やケンカによるエイズや猫白血病の蔓延を防ぐことができる
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公開日：
最終更新日：2018/08/22